こんにちは
今日の大館は

ほんの一瞬 青空が顔をのぞかせたりしています
昨日よりは良い天気 ・・・・ でも、やっぱり 寒い ・・・
それにしても 昨日は本当に寒い一日でしたね
4月も下旬にさしかかろうとしているのに

昨日の昼下がり ・・・・ 大館の空を ” 雪 ” が舞っていたような ・・・・・・
もちろん 一瞬でしたけど
あれは

見間違い

今朝の ” 大文字 ” ・・・・・・・

昨日の ちょっと遅い雪 が ふんわり積って ・・・・・・・ 雪化粧
東北の この時期は 暖かくて ” 春だぁ ” と 「 ほっ 」 とする日もあるけど
まだまだ寒い日がありますね
皆さん どうか どうか お身体にはお気をつけください
大館は ” 忠犬ハチ公 ” のふるさと ですが
” ハチ ” が大館の地に誕生するよりもずっとずっと昔から伝わる
” 秋田犬 ” の物語があります
その物語を由来に持ち、忠義な犬を祭っている神社が こちらの ” 老犬神社 ”

大館市葛原地区の山腹にある神社なんですよ
4月17日 この ” 老犬神社 ” の 春の例大祭 が行われました

老犬神社は350年~400年と とっても長い歴史があり
代々この地区の皆さんによって守られ続けています
毎年4月17日に例大祭が行われているそうです
厳かに神事が行われます ・・・・・・・

神社の中には ” 秋田犬 ” の写真が何枚もかざられているんですよ
普段は代々別当の方しか立ち入ることのできない所に
「 今日はいいよ 」 と町内会長さんから許可をいただて ・・・ お邪魔させていただきました

このように 祭られております

会長さんからは今後もこの老犬神社を末永く守り続けたいとのお話がありました
現在 別当の木次谷さんが都合により不在だったので ・・・・
また別の機会に いろいろなお話をお伺いしたいと思います
その時は 改めてお伝えしますね
では ずっと ずっと 昔から伝わる
” 定六 と シロ ” の物語♪
はじまり~~♪ はじまり~♪
その昔、鹿角市大湯(旧南部領)に、先祖の功によって
領主から天下御免の狩猟免状(他の領内はもとより、寺社内でも猟が認められる書状)
が与えられていた定六というマタギがいました
定六には、シロという飼犬がいて、狩猟のよき協力者でした
ある寒い冬のこと、定六とシロは獲物のカモシカを追って
鹿角境を越え三戸城の近くまで行ってしまいました
しかし、獲物を見失ったうえ、城に向かって発砲した罪で捕らわれ
投獄されてしまったのです
ところが、その日、定六は狩猟免状を忘れてきたのです
そのため、申し開きしても聞き入れてもらえませんでした
捕らわれた定六は、免状を取ってくるようシロに繰返し語ります
するとシロはブルブルと大きく身震いし、暗闇の中に消えて行きました
十幾里の雪の山河を越え、シロは家にたどり着きました
定六の妻に向かってせわしなく吠えましたが、彼女には何のことか判りません
再び定六の元へ戻ったシロに、定六は免状を取ってくるようその場所を何度も語りました
そしてシロは疲れた体を休めることなく、また寒く険しい雪の山河を家へと駆け戻り
免状の置き場所である仏壇の下で激しく吠えました
ようやく定六の妻は免状のことと思い当たり、それをシロの首に結び付けました
しかし、シロが精魂を尽くして三度、定六の元へ駆け戻ったときには
すでに処刑された後で、亡骸が無惨に横たわっていました
その夜以来、森の山頂からは幾夜幾日となく
シロの悲しい咆哮が三戸の城下に響きました
やがて、この地方には天変地異がおこり
定六の処刑に関連した人々は無惨な死を遂げたといいます
その後、定六の妻とシロは秋田領十二所館に近い葛原に移りましたが
いつからかシロの姿が見えなくなり、ある日白骨化した死骸が近くの丘で発見されました
この後、武士が馬でこの丘を通りかかると突然馬が暴れだし落馬して大けがをする
ということが幾度となく繰返されたため
村人は主を殺した武士に対するシロの怨念だと恐れ
供養しようと山腹に神社を建ててシロを祀りました
そして永くこの悲話を伝え、今もシロへの愛情を守り続けています
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