大館市内のJR駅小旅行の旅!2日目,今日は、いよいよ奥羽本線へ・・・
早口駅から陣場駅までの旅です。

市内で一番西に位置する「早口駅」・・前回の時刻改正までは特急の停車駅でした。
岩瀬沢、早口沢への起点駅、駅前にはタクシーが常駐、やはり駅の向かい側には米代川,
この豊富な水に恵まれ以前は町役場には「水道課」がなかったとか・・・
早口駅から1つ大館寄りにある駅、「下川沿」駅、この地名は、米代川が大館から見て下流
にあるので、この地名「下川沿」と名づけられたそうです。ちなみに大館から上流の地域には
「上川沿」・・と言う地名がありますね・・
その「下川沿」駅

駅の前にはJAのお店や小、中学校があります。この駅でのまだ客車列車の時代の話です
が,秋田発大館止まりの最終鈍行列車がここで10分位、大阪行き寝台特急「日本海」
と待ち合わせのため下川沿駅に停車したものです。(大館~下川沿間は現在も単線区間
です)ある晩、私がまだ幼かった息子を連れて、この停車中の列車を見に行った時です
。機関車に近づいたら運転士の方から突然、「運転席を見たいか?」と声をかけられ、
私も舞い上がって「え~ いいんですか?是非お願いします!」と運転席に乗せてもら
ったことがありました!確かED75型の電機(電気機関車)だったと思います。これは一生
の思い出です。いろんな計器類、電流計、電圧計(確か電圧計のメーターが20.000Vを指
していたと記憶している)等が前面ウインドウの下に並んでいたな~・・・
もう24.5年位前の話なので・・もう時効ですね・今ではとても考えられません!
あのときの運転士さん・・ありがとう!!
残念ながら息子は全然記憶にないそうな・・・時間にして5.6分・・・ED75の運転席から
見ていたら前方の踏切が「カン、カン」と鳴り始め、やがて大館方面から、上りの
「日本海」のライトが目の前に迫ってきて、大館寄りのポイントから下川沿駅の上り
ホームに入線、そして鈍行列車の右側を猛スピードで通過して行ったのが圧巻でした。
「日本海」が通過したら、運転士さんが「さあ 出発だ」と言って私が先にホームに降り
、息子を抱いて私に渡してくれました・・・そんな夢みたいな事も・・・あったな~
さて次は大館駅・・・といきたいところですが、大館駅を飛ばして北上した「白沢」駅
の外観です。

かのイザベラ・バードや明治天皇の行幸の時宿泊されたのがこの白沢地区であります。
明治天皇が「甘露!甘露!」と絶賛されたと語られる「白沢の御前水」の最寄駅です。
江戸時代に起こった「相馬大作事件」の岩抜山もここから歩いて15分強の所ですよ。
白沢新道と言う国道7号線沿いに駅があります。ここも歴史上、交通上の重要な場所なん
ですよ。

いよいよ秋田県奥羽本線の最北の駅「陣場」駅。その名の通り津軽藩との境の陣が
置かれた所です。もう矢立峠はもう目の前!奥羽本線もこの先は県境のトンネルに
入ります。今も昔も交通の要所だ。先人たちの山越えの苦労が偲ばれます。ちょうど
この時、おまわりさんがこの駅を巡回中でした。

さて最後に、大館盆地の顔、JR大館駅です。開業は1899年(明治32年)
11月15日で、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線の
ホームを持つ地上駅で、1日1110人の乗降客があります。(2010年調べ)
JR奥羽本線上の駅でJR花輪線の始発駅、終着駅でもある県北の重要駅です。
これからも、ビジネスに、観光に、ますますの発展をご祈念いたします。
ちなみに、大館市内のJRの駅は10駅あったんですね!
そしてキーワードは
「米代川」!我々の生活は
この川と深くかかわっているんだなと言う思いが改めて感じられませんか?
さて、いかがでしたか? 大館市内のJR駅めぐりは・・・・少しでもプチ旅行
気分を味わって頂くことが出来ましたら、幸いです。
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